あらららら頭がさっぱり回らない、ここは誰?私はどこ?お船が空を飛んでいく。
こんにちは。今日はストレスと血糖値のお話です。
まず簡単に血糖値の仕組みをご紹介します。
①ご飯食べます。お米、パン、麺類など。
②要するに炭水化物ですね。糖質と呼ばれ、糖がたっぷり。
③糖は小腸から吸収→血糖値が上がる
④インスリンの登場。インスリンが糖をエネルギーに変換。血糖値が下がります。
こんなふうになっています。
このインスリンが足らなかったり、働かなかったりすると、血糖値が下がらなくなり、糖尿病になるわけです。
さてそいうった血糖値とストレスの関係です。
簡単にいうと、ストレスを感じると交感神経が活発になり、血糖値を上昇させるホルモンが出ます。交感神経優位の状態は動物で言うと戦闘態勢ですね。
食べ物は糖質が多い炭水化物中心の食事、インスリンの働きを悪くする内臓脂肪が多い、そしてストレスの多い生活と運動不足。そりゃ、糖尿病にもなります。
私は糖尿病でも高血糖でもありません。しかし、ついこの前まで、毎日三度の食事の前にインスリン注射を打っていました。
この冬に心臓の手術をしました。胸骨正中切開という、胸の正面に縦に走っている胸骨を真っ二つに切り、胸をがバーっと開いて、今度は心臓を引っ張り出して中開けて〜。(笑)もうやめましょう。自分で言ってて気持ち悪い(笑)
それだけ大きな手術の後ってすごいですよ。私はとってもいい経験をさせてもらったと思っています。いっぺんに話すともったいないので少しずつ小出しにします。ケチですから(笑)
麻酔から覚めて人工呼吸器も外れました。痛み止めは点滴で流れ込みますが、痛いのなんのって、そりゃ痛い。強烈な骨折と、強烈な筋肉痛がいっぺんに胸のあたりで起きてるような。
ICUにいる時にふと気づいたんです。自分の精神活動が止まっていることに。恐怖とか食欲とか死んだらどうなるのだろうとか、地球はなぜ丸いんだろうとか、全く考えられないのです。ただ、痛い、暑い(体が熱を持っています)、水欲しい(水分不可)それだけです。いろいろ考えてみようとするんだけれど無理。
ICU二日目、痛みはずっとマシになりました。水は少しずつ飲めます。でも、考えられない。思考できないんですね。手を伸ばしてティッシュペーパーの箱の裏の説明を読もうとしました。声を出して読むと、ちゃんと読めるのにさっぱり意味がわからないのです。横にいた看護師さんがどうしたの、と聞くので頭がおかしくなった、というと笑われました。
身体の中の全エネルギーが傷口を治すのに使われているので、それ以外は何にもできないよって言われました。つまり私の体は24時間戦闘態勢にあるのと同じだと。
言われてみればそうでしたね。ぐっすり眠れない。というか、ほとんど起きていましたね。
そして、一日3回血糖値の検査です。そしてもれなくインスリン注射プレゼント。3週間くらいインスリン注射のプレゼントは続きましたね。それくらい体は大きなストレスにさらされ続けられていたのですね。
体に大きなダメージがあると、その修復のために精神活動まで止まってるというのは面白い経験でした。まるで、大きな精神的ショックを受けると心を守るために、生命維持以外のすべての機能を停止し、気絶するのと似ています。そして自分ではわからないけれど、インスリンを注射するほど発生しているストレス。
健康でいることのありがたさと、ストレスの怖さを改めて知った体験でした。
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こちらHPの記事です。
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