今この一瞬を生きるとは
お盆過ぎても暑いですね。熱中症本当に気をつけましょうね。僕は高校の先生をしている時に、熱中症で生徒をもう少しで死なせてしまうところだったのです。全国大会で自分の出番の終わった生徒は、もう一人の若い教師の指示も聞かず、「大丈夫、大丈夫」と体の冷却も不十分なままだったその子。10分後には救急車で病院へ。ついた時には全身干からびて、点滴の針を入れる場所もない。意識混濁。なんとか股の付け根に点滴の針を刺して冷却。一晩入院して一命は取り止めました。お医者さん曰く、運ばれてくるのがもう少し遅かったら、命の保証はできかねました、とのことでした。だからテレビで高校野球やったりしているのを、観られません。怖くて観られません。あの日の恐怖が蘇ります。
こんにちは
— もっさん・元先生(こころケアカウンセリングやまもと) (@kokoniarusnao) 2020年8月23日
日曜日いかがお過ごしですか
今日は『処暑』
暑さが止むという
暑さのピークは過ぎますが
台風の季節となります
季節の変化は
心にも影響を及ぼします
冷たいもので
疲れた胃腸
まずそこから
整えておきましょうね pic.twitter.com/naLSNv4zpy
さて暑い日は続くものの、朝晩の外の空気にすこーし変化を感じます。僕の住んでいるところはありがたいことに、周りを自然に囲まれているので、ちょっとした変化も感じます。秋の入り口があそこにも、ここにも。
私たちの住む日本は誰もが知っている通り四季があります。季節が次々と巡っていきます。
たとえば寒い冬に待ち焦がれた春。桜の花が春の訪れを告げます。しかし、どうでしょう。
あの桜の花の潔さ。満開の圧倒的な美しさも一瞬です。その時にしっかり目に焼き付けておかなかればも来年まで見ることができません。
今年の春早々に心臓の手術をした私は、リハビリを兼ねて歩いて行った池のほとりに咲く、満開の桜を見てつくづくそう思いました。しっかりと動くようになった心臓に感謝しながら、今一瞬の美に見惚れていました。
いつの間にいたのでしょう。私の隣にお一人のおばあさんが、やはり同じように桜をご覧になっていました。そしてにっこり会釈をし、こうおっしゃいました。
「これを見ようと思うからこそまた一年頑張ろうと思う。ありがたいことです。これでまた来年まで生きられますわ」
そんな見方もあるんだと、心に熱いものがこみ上げてきました。
あっという間に桜の季節はすぎ、ひまわり、ツバメに蝉シクぐれ。夏がやってきました。でもどうでしょう。もう朝顔は枯れ、ひまわりもうつむき、ツバメは南の島に帰っていきました。セミも鳴いている種類が変わり、道端には夏の死骸が転がっています。もっとしっかり夏を見ておけばよった。もうすぐ秋の花が咲きます。今年の秋しか見ることのできない、今年の秋の花が。
そのように日本人は目まぐるしく何もかもが季節とともに変化する中で
一期一会
という言葉を愛したのではないでしょうか。
私と一緒に桜を見たおばあちゃん。来年その桜を見る保証はどこにもありません。いえ、私とて同じことです。一期一会です。そして私とそのおばあちゃんも一期一会だったのです。私とフォロワーさんも一期一会。いい出会いも、悪い出会いも一期一会。「また今度ね」そうやって別れた友達とも一期一会。皆等しく次の保証はないのですね。
コロナのおかげで様々な行事が中止になり延期になり。花火が上がります。ありがたいことです。こんな時でも元気付けてくれる方々がいます。来年また見れたらいいなあと思いながら、今年の花火に集中しませんか。これから咲き誇る秋の草花に集中しませんか。目の前にある物事はもう二度と自分には戻ってきません。
たとえば二十歳のお嬢さん。当たり前ですが、あなたの二十歳の夏はもう二度とありません。そんな大切な時間をくだらない思いで無駄にしていませんか。
今目の前にあること。それとしっかりと向き合って自分なりの全力で、生きていくことです。どんなに無様でもいい。カッコ悪くてもいい。いえ、今、この一瞬を一生懸命生きている人の姿ほど美しいものはないと思います。
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