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もっさんのぐうたらブログ

ストレス対処法コーピングとストレスを生みやすい人

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コーピングとは

 今日はストレスに対する対処法である「コーピング」のお話をしましょう。

 コーピングとはcope=「対処する」に由来しています。ストレスに対する認知行動療法の一つです。(認知行動療法についてはまた後ほど)

 まず、気分が良くなる行動を具体的に書き出します。なんでもいいです。いくつあってもかまいません。多ければ多いほどいいです。

 たとえば「買い物をする」「散歩する」「歌を歌う」「ヨガをする」「コーヒーを飲む」などなど。そしてストレスを感じた時、リストからその行動を実行し、どれが気分を良好にできたか、記録します。ストレスも様々ですので、いろいろなストレスがかかるたびに、それにみあった気晴らし行動を実行します。ある行動をしてもストレスが軽減したように思えなかったら、違う行動に変えます。

 つまり気分と行動の間に関係があることを認識します。

次に、気分を良くする行動が見つかったらそれを繰り返して習慣化します。

 

認知行動療法とは

 「自分の行動と気分の間には関係がある」みなさんご存知のとおりですね。それをメンタル疾患の治療に利用するのが認知行動療法なのです。簡単に言うと、その人がかかえるストレスの問題を、その人自身の行動パターンを変えることで解決する治療法なのです。

 「認知」という言葉が出てきますが、「認知」とは目の前の事象をどうとらえるかという、とらえかたのことです。そしてそれは人によってみな違うのです。同じ事が起きても、ネガティブになる人、ポジティブになる人など様々です。それぞれ経験、状況、思考、感情が違うわけですから当然ですね。

 

気をつけたいタイプ

 人それぞれ認知の仕方は違うことを先ほどお話ししました。人間は「認知の癖」というものを持っています。そんな癖の中で気をつけていただきたいタイプがあります。

 「〜すべき」あるいは「こうでなくてはならない」という認知の仕方をするタイプです。

そういう人はどうしてもストレスを抱えがちになります。他人の一見どうでもいいようなことでも「あなたはこうすべき」だとか「こうでなくてはならない」とか。それがテレビの中の人物であっても、テレビにむかって自分の「怒りの感情」をぶつけています。しかし、現状は何も変わりません。今度は違うことに八つ当たりです。また別なストレスが生まれます。理解していただきたいのは、ストレス反応は連鎖するということです。さらにネガティブになり、気分はどんどん悪化し、悪循環にはまります。怒鳴り声でもあげてごらんなさい。相当血圧が上がっているはずです。気分の悪化が身体の悪化を生み出してしまうということなのです。

 

自分の認知の癖を知る

 上記のような悪循環を断ち切るためには、自分の認知の癖を知る事が大切です。自分を客観的に観察してどんな認知の癖、ものの見方、とらえ方の特徴があるのか自覚する事が必要になります。今日のお話のテーマであった「コーピング」も自分のストレスと真っ向から向き合うところから始まります。そして自分を襲うストレスに次々に効果的な防御策を出していくわけですね。特にネガティブな反応をする癖のある人は要注意です。些細な事が雪だるまのように負の連鎖を生み出し、最後は身体的不調を生み出してしまいます。

 とはいうものの自分というものが実は一番わかりにくいものです。なかなか自分を客観的にとらえられません。そういう時はカウンセリングを通して違う目で見てもらうことも必要であろうと思います。

 

こんなときだからこそ、落ち着いて自分をしっかり見つめて、心身ともに健全でありたいと思います。

 

 

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