Twitterに書ききれない心のケア術

もっさんのぐうたらブログ

たかが呼吸 されど呼吸

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あなた今、息していましたか

 あなた今、息をしていましたか?してたのに決まっていますよね。してなかったら死んじゃうよ。そうですよね。息してなかったら大変なことになってます。ご安心ください。息はしています。私が言いたかったのは、意識して息していました?ということです。よほど特殊な事がない限り、いちいち「吸って、吐いて」を意識することはありません。無意識に「吸って、吐いて」、すなわち「呼吸」をしているんですね。子供でも知っていることです。今日の話は「呼吸」と「体調不良」の関係です。

 

体調不良は病名ではない

 ご存知の通り体調不良という名の病気はありません。でもなんだか調子が悪いってことはありますよね。たとえば「やたらと眠い」「よく頭痛がする」「めまいがする」「息苦しい」「肩が凝る」「疲れが取れない」などなど。それで病院に行くと「特にどこが悪いわけでなく、疲れですね」のパターンです。ゆっくり休んで治ればそうだったのでしょう。

 ところが休んでも治らない、疲れがたまるほどのこともしていないのに、という場合がありますよね。病院に行ってもはっきりしないし、どうしよう。不安になったりしますよね。

 

それ酸素不足かも

 上記のような原因がはっきりしない体調不良で、不安が先走り、だんだん精神的にも落ち込みが始まって、それで私のところに相談に来られる方が結構います。対面カウンセリングの時にそういう相談に来られた方の呼吸を見させていただいています。もちろん初めはご本人には内緒ですが。

 皆が皆とは言いませんが、原因不明の体調不良を訴える方によく見られるのは、呼吸が小さい、呼吸が短い、早口、などです。呼吸が弱いのではなく、「吸って」と「吐いて」の間が短いのです。そしてたまにしばらく息が止まり、そのあと大きなため息をつかれるのです。

 結論を申し上げると、呼吸が短いために十分な酸素を身体に採り入れられない、ということなのです。たとえば肩がこるようなことはしていないのに肩がこる。これは血液中の酸素不足で肩に血行不良が起きているから。眠気、頭痛、めまいは脳も酸素不足。息苦しさは、肺の中に吐ききれていない二酸化炭素がたまっているから。だからたまに大きなため息と共に、その二酸化炭素を吐き出しているのです。

 酸素不足。それだけが原因ではないのですが、まず呼吸がしっかりできているかを見直してみてはどうでしょうか。

 

しっかりした呼吸

 呼吸は毎日毎日勝手に(?)してくれています。この勝手にしてるというところがミソです。呼吸に変なクセがついてもそのまま勝手にしてしまうのです。変なクセとは。そうです。先ほど述べた短い呼吸です。ではどんな呼吸がいいのか。

 「しっかり吸って」「しっかり吐く」の繰り返しです。ラジオ体操の深呼吸とまではいかなくとも、ゆっくり長い呼吸がベストです。

 今、深呼吸の話が出ましたが、皆さん深呼吸の時、一番最初は「吸う」ことから始めますか?それとも「吐く」ことから始めますか?多くの人が「吸う」から始めます。細かいことを言うようですが、深呼吸をするとき、最初は「吐く」ことから始めてください。しっかり吐くから、しっかり入ってくるのです。これは普段の呼吸も同じです。「吐く」ほうに重点を置いてください。肺の中にはどうしても吐ききれなかった二酸化炭素がたまります。だからたまにため息が出るのです。ため息はたまった二酸化炭素を吐き出すというありがたい行動なのです。

 

嫌なこととため息

 さて、ため息の話を少ししましょう。楽しい時にはあまりため息は出ません。嫌な気分の時、落ち込んだ時、つまりネガティブな状態の時に出るのです。なぜか。ネガティブの時には呼吸が小さくなっているので、肺に二酸化炭素がたまってしまうのです。ということは逆もまた言えるのです。知らないうちに呼吸が小さくなっていたら、それは自分でも気づかないうちにネガティブな状態になっていたということですね。実際のカウンセリングでは、原因不明の体調不良から呼吸の小ささを見つけ、クライエントさんをネガティブな状態にさせている根本原因までさかのぼっていくわけですね。ため息をつくこと自体は悪いことではありません。

 

良い呼吸をする方法

 それでは良い呼吸をする方法をご紹介したいと思います。先に言います。そんなに簡単にはいきません(笑)

 まず意識して吐く息を長めにします。するといやでも多めに吸わないといけないので、吸う息も長くなります。鼻でも口でもお好きな方で。ややこしいこと考えながら息してたら、それこそストレスがたまりますから。

 長い息をしようと思ったら行動自体、ペースダウンしてやらないといけません。つまり、ゆっくりのんびり行動しないと息は長くならないということです。ここなんです。皆さんが挫折してしまうのは。でも行動がのんびりしてるようでも仕事は早い、という人います。行動をのんびりさせる秘訣は、のんびり喋るということです。クライエントさんによっては、もう機関銃の如く喋られる方がいます。そりゃ血圧も上がります。ゆっくりと喋りましょう。人間そんなに急いで喋らないといけないことは無いと思います。

 最後に良い姿勢です。どうして姿勢にこだわるのかと言いますと、のど、つまり気道をしっかり開いて呼吸していただきたいからです。歩くときはしっかり首を身体に載せて、遠くを見てゆっくり歩く。座っていても背筋を伸ばすと気道は確保されます。ネガティブな時にはいっそのこと上を見上げましょう。気道が思いっきり開いたのがわかりますよね。そういえば「上を向いて歩こう」という唄がありましたね。悲しい時ほど上を見たいものです。

 良い呼吸はたくさんの酸素を、脳を含めた身体全部に行き渡らせます。

まとめ

今日のお話をまとめます。

原因不明の体調不良は呼吸が小さくなっているせいかも

呼吸を大きく長くするには

まず最初に大きく長く「吐く」こと

行動はゆっくり

手始めにゆっくりしゃべること。

きちんとした姿勢で気道を確保。

 

いい呼吸でいい生活を。長い息で長生きを。

プライスレス

 

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