Twitterに書ききれない心のケア術

もっさんのぐうたらブログ

閲覧注意(手術画像がありますのでご注意ください)


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 今日は私の宝物の話でしたね。なのに「閲覧注意」とは物騒な、とお思いかもしれませんが。私の宝物は「自分の手術動画」です。

 私は今年の一月末に心臓の手術をしました。心臓を止めて心臓を開けて。。。その時の模様を動画に収めたものを、退院の時に、退院祝いに執刀医の先生からプレゼントされました(笑)そう、自分の手術動画、それが私の宝物です。

 初めて見るときは、果たして見ることができるかどうか、非常に不安でした。単純に気持ち悪いから。だいたい男というのは、ああいうのには弱いんですよね。私はいまだに出産シーンを見ることはできません。

 しかし、自分のは見ることができましたね。不思議ですね。カラーですよ。血だって出てるんですよね(当たり前)なのに冷静に見ることができました。こういうのを「面白い」っていうんですよ(笑)

 これは静止画ですが、気をつけてご覧下さい

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私の心臓を開けたところです

 手術の時間はトータル5時間。そんな長い動画は見れませんので、編集してくださってます。圧巻は一番最初の胸骨を真っ二つに切るところですが、そこはさすがに素人には無理ということでカットされています(笑)手術開始後2時間で心停止。自分の心臓が止まりました。心臓を開けます。心停止の時間は1時間。そこからがこの動画のメインです。先生のゴッドハンドが光ります。0.0何ミリの世界。思わず見惚れてしまいます。画面には時間が映っています。前日のカンファレンスで言われ通りの時間で進んでいます。心臓が閉じられました。再び鼓動を打ち始めました。

 その時です。私の目から涙がこぼれ落ちました。拭っても、拭っても涙が止まりませんでした。理由はよくわかりません。ただ自分の心臓が一生懸命動いてる。それが本当に素晴らしいことだと実感したのだと思います。

 それと手術室の中におられた全ての人、いや自分に関わってくれた全ての病院スタッフに本当に感謝です。

 

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 最後に病院でのエピソードを一つ。

今はもう手術の翌日からリハビリが始まります。手術後5日目のことでした。もう40メートルくらいはゆっくり、本当にゆっくり歩けるようになっていました。30メートルくらいのところで突然脈拍数がとてつもなく上がり始めたのです。心房細動です。まだ心臓は自力でしっかり動けないので、ペースメーカーに頼っていたのですね。その心臓がペースメーカーから自立しようとバランスを崩したようなんです。心臓が元気になってきた証拠です。しかし病室に担ぎ込まれ、点滴など処置。私は死ぬかと思いました。怖かったです。歩くとまたそれが起きるのではと思うと、リハビリができないんです。

 リハビリチームの方が来られても、リハビリを拒否していました。すると執刀してくださった先生が来ておっしゃいました。

 「私たちの仕事は終わった。次はあなたが頑張らないと、いい心臓にした意味がない。生まれ変わったように感じられるかどうか、あなたにかかっています、頑張って」

 恐々、リハビリを再開しました。

もう退院して随分経ちますが、歩くのが大好きになりました。今までならすぐ息切れしていたのに、なんともありません。普通の人はこんな感じだったのかと思うと嬉しくてたまりません。まさに生まれ変わった心境です。

 どんな病気も精神疾患も含めて、最後は本人の頑張りだと思います。そして今、そのスタッフたちはコロナウィルスと闘ってくれています。自分は何ができるんだろう、そう思う毎日です。

 あしたは「マーフィーなんて大嫌い」です。

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