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もっさんのぐうたらブログ

「便利」という名前の「不便」

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 分の人生、たかだか60年ですが、日本の歴史の中で、一番面白いところを生きてきたように思います。戦争もなく、どんどん生活が変わっていきました。はっきり言って「便利」の一言につきます。若い方はそうだったんだと思い、また同年代の方はあったあったと懐かしむため振り返ってみます。

 の生まれたのは1958年です。今からざっくり62年前。まず、道路なんてほとんど舗装されていません。テレビがなかった。冷蔵庫は電気ではなく、氷で物を冷やす。だから家の冷蔵庫で氷は作れない。氷屋さんてのがあって、大きな氷を自転車で配達してくれる。洗濯は「たらい」で洗濯板。電話あるのは大金持ちだけ。近所に一台あってそれを使わせてもらうとか。市場で買い物。お風呂は近くの銭湯で二日に一回。まあこれはいくら時間があってもキリがないですね。

 こで私が言いたいのはまず、それがあれよあれよいう間にどんどん変わっていった、ということです。土煙を上げて車が走っていた道路は、あっという間にアスファルト道路に。テレビが白黒ではありましたが、一家に一台のペースで。しかしそれは進化のスピードを落とさずカラーテレビに。冷蔵庫だけでなく洗濯機も家庭にお目見え。我が家にも電話機が登場しました。新幹線が大阪と東京をとんでもない速さで走り抜けました。そして、すごい速さで社会が、そして生活が変わっていきました

 

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 してパソコンの出現。ネットワークがあっという間に広がり、私も世界とつながりました。その進化は家電よりも遥かに速い速度で、携帯電話、スマートフォンへと展開されました。車はハンドル持たなくても、勝手に走ってくれる。もう私にしてみれば、子供の頃に思い描いていた夢の世界に、気がつけば自分がいるんですね。「こうだったらいいのになあ」「こんなのがあったらいいのになあ」が実現しているのです。こんなすごいことはないですね。

 便利です。何もかも便利です。しかし、私はふとあることに気づいたのです。それはひとつの「便利」が生まれると、それと同じ規模の「不便」が生まれるということです。

 プラス10の便利が生まれると、

同時にマイナス10の不便が生まれている、ということです。たとえばスマホ。便利です。でもそれに依存してると、なくしたり壊れたりしたらめちゃくちゃ不便です。買い物すらできなくなったり。公共交通機関もそうですね。電車が時間通りに来るものだと思っていて、遅れが発生したり、運転見合わせとかになると非常に困ったりします。便利なものほど、それに不都合が起きると大きな不便が押し寄せてきます。

 

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 依存が強ければ強いほど、実は大きな不便さがそこに潜んでいることを理解しないといけないと思います。

 いろいろなものが便利になったり、あるいは便利なものが登場してきました。なぜですか。楽をしたかったからですよね。それは間違いない。しかし、本当に楽になりましたか。いまだに一日中働いていますよ。江戸の人々の一日の労働時間は4時間程度であったと言われています。江戸時代より今の方が絶対便利なはずなのに、これはどういうことなんでしょうか。また、昔から見たら夢の国みたいなのに、心を病んでいる人々が非常に多いのはなぜでしょう。

 次回はそのあたりを考えてみましょう。

 

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