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もっさんのぐうたらブログ

HSPと人類の繁栄とその不平等さについて 

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 シンプル思考

 私は非常にシンプルに物事を考えます。そして、そのために周りからは「冷たいやつ」と言われます。ターミネーターやアンドロイドではないので冷たくはないのですが。冷たいかどうかは別として、シンプルに物事を考える方が楽であるのは確かです。失敗したとしても、悔やんでみたところで過去の話ですし。だからといって、力んで前向きに考えているわけでもないです。

 子供の頃、毎日、父親(とは思いたくないのですが)のDVの中で育ちました。もちろん貧乏で。周りの人々を見て、なんて世の中は不公平なと思い、この世には神も仏もないものかと嘆いていました。そんなお話をしようというわけではないのです。

 人間は非常にたくさんのことを頭に記憶させています。そしてそれらの事柄を組み合わせてものを考えるのですが、時にその思考はどんどん複雑になり、こんがらがってきます。なぜこんな家庭に生まれたのだろう。今日も父親は暴れるのだろうか。それは私がいけないのだろうか。私が横断歩道の白線を踏んでしまったからなのだろうか。それともあの道を歩いたからなのか。なぜ、なぜなぜ。すべて何も関係がありませんでした。たまたまです。それが私の結論でした。

人間は平等か

 さて、ではちょっと硬いお話のようですが。人間は平等か。私の結論を先に申し上げます。「知らん」それが私の結論です。だって何をもって平等というのか、それを決めないとなんとも言えません。つまり考えてもしかたがないことです。時間とエネルギーの無駄遣いなので考えません。

 でもそれではお話になりませんので、両方の答えを用意しました。「人間は等しく死ぬ」という点では平等ですね。生死というのは大きな観点ですね。この観点と言いますか、視点を小さくしていけばいくほど不平等になっていきます。「人間は何歳まで生きるのか」になると長生きする人、短命な人、と違いが出てきます。ただここでのポイントは「平等=同じ」という概念になっていますね。「平等」の意味を「同じ」としたら、「みんな死ぬ」以外はすべて不平等ですよ。

ヒトは遺伝子レベルで不平等

 あえて「人間」ではなく「ヒト」と書きます。同じヒト、ホモサピエンスという種でもそれぞれ遺伝子は違っています。 つまり遺伝子レベルですでにわれわれは平等ではありません。

もしも平等であればどうなるんでしょう。たぶん今ほど人類は繁栄してなかったでしょうね。何かの拍子で全滅していたかもしれませんね。みんな違うから生き残れたんでしょうね。やっぱりみんな同じではない。実は同じでないことが重要なんですね。

HSPをどう見るか

 さてHSPについて私見です。遺伝子レベルかどうかは知りませんが、非常に繊細な感覚を持つHSPは私たちヒトだけではなく100種近くの生物に見られると言います。ヒトのHSPはヒトという集団が生き残る中で必要だったのでしょうね。厳しい自然の中で生きていくには周囲の変化にいち早く対応しなければならない。全員が繊細であるに越したことはない。しかし、全員が繊細であれば全員が疲れたでしょう。

 つまり皆が同じであれば全滅の可能性を持ってしまうのですね。だから一部の繊細チームが集団を守ったんじゃないのかな、と私は思うのです。HSPの方たちは胸張っていたらいいんですよ。太古の昔よりHSPのおかげで私たちは繁栄してきたのですから。ただ、私たちの社会は私たちの進化よりも速いスピードで変化してしまっているので、HSPの方は生きづらいのですね。

まとめ

 それでは結論です。人間は不平等です。

 自分が苦しい時ほど不平等に腹が立ちます。しかし、もともと不平等にできているので今更嘆くことではないのです。平等と思うから腹も立ちます。

 ただそうは言われても自分の苦しい状況は変わりません。そんなときは不平等を嘆くのではなく、苦しい状況と向き合うことですね。「そんなことしても現実は変わりゃしないよ!」と叱られそうです。そうですね。現実は変わりません。外の世界は変わりません。しかし、内の世界は変わります内の世界とは私たちのこころ、すなわち考え方です。それは自分の力でコントロールできます

 私は父親のDVに悩まされ、大震災も経験しました。そして新型コロナウィルスの大流行。人生にはいくつもいくつも自分の力ではコントロールできないことが起きます。しかし自分の考え方はコントロールできます。人生を投げないで。まだまだこれからです。

 

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