Twitterに書ききれない心のケア術

もっさんのぐうたらブログ

あなたの生きづらさの原因 

 

 

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電車の中でお化粧

 以前、オーストラリアの友人と電車に乗っていた時のことです。彼が私に向かって小声でこう言うのです。「向かいのシートの女の子見ろよ。化粧してる」私は「それが何か?」と返事したところ、彼は「信じられない、人前ですることじゃない」と怒っているのです。外国の人にとってはダメなんだなあと思っていたところ、先日日本人の友人との会話で、偶然にも車内で化粧をする女性の話になりました。彼もやはりそれに対してはいい感情を持っていませんでした。興味を持ったので女性に聞いてみると、賛否両論でした。 私はというと、ずばり、なんとも思いません。それどころか揺れる中、器用だなあと感心する時も。

 話を戻しますが、同じ物事を見ても人によって様々ですよね。当然といえば当然ですが。目の前のことをどうとらえるか。そのとらえ方のことを認知と言います。人それぞれ生活条件や経験などが違うために認知が違うのは当然です。

 ものの考え方=認知

 しかし、いつのまにかありのままに認知できなくて、自分にとって辛い考え方になってしまっている時があるのです。次にまた違う例をあげてみましょう。

 

それはけしからんことだ!

こんなエピソードについてどう思われますか。

あなたの前をポケットに手を突っ込んで、若い人が通り過ぎました。

それを見たあなたは「けしからん!」と

まるで波平のような怒りの感情が起きたのです。

 

 さあどうでしょうか。それくらいのことで気の短いことですね。実はこれは実際の話なのです。教師をしていたころの私の話なのです。

どうしてそうなるのでしょうか。

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認知のゆがみ

 人間の感情が動くプロセスはこうです。

できごと→考え→感情

 できごとがあって感情が動くまでの間に考えというものがあるんですね、この考えが認知と 呼ばれるものです。教師をしていたころの私は、生徒がポケットに手を入れて歩くのはダメだ、という考え=認知があったのでしょうね。学校の中ではたくさんの生徒がポケットに手を入れていました。先生たちの中にもそうしている人がけっこういました。毎日怒りの感情が起きるのです。その結果、私自身ストレスを感じてしまうのです。

 一般的に、物事をあるがままにとらえられないことを認知のゆがみといいます。認知のゆがみが起きると、ささいなことで落ち込んだり、ストレスを感じたりします。こう考えると、ストレスを自分で作ってしまっているともいえます。

 

ストレスがストレスを生む負のスパイラル

 私のもとに相談に来られる方の中にも、認知のゆがみが原因でストレスをため込まれている方がたくさんいらっしゃいます。最初は何らかの生活の変化がストレスになり、認知がゆがみ、そしてそれが新たなストレスを生んでしまうのです。私はそのもつれた糸のようになったものをゆっくり解きほぐし、認知のゆがみを修正していきます。

 認知のゆがみが修正されると、物事があるがままに受け止められ、ストレスもなくなります。したがってさらに良い考えができるという良い循環になれるのです。

  さてこの認知のゆがみ、いろいろなパターンがあります。次回はこの認知のゆがみの各パターンについてご紹介しようと思います。皆様は大丈夫でしょうか。

もしあなたが日々生きづらさを感じているとしたら、この認知のゆがみが原因かもしれませんよ。

 

 

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