その体調不良、実は心の病ではないですか?
はじめに
2020年は東京オリンピックも開催される年で、わくわくの一年の始まりのはずでした。
色々な分野で新しいことが始まり、社会がよりよく変化していくんだと、私は一人勝手に思い込み、頭の中がお祭りモードになっていました。
私の頭の中では、血色よろしく広角あげて、すごい笑顔で「五輪音頭」を三波春夫さんが唄っておりました。
しかし、それがフタを開けてみたらどうでしょうか。日本どころか世界中が未知のウィルスの脅威にさらされています。マスコミは連日その情報を流し続けています。
毎日毎日そういったマイナスの情報のシャワーを浴びていると、知らず知らずのうちに、
私たちの心は疲弊します。テレビを観てもSNSを見ても、リラックスできない状態にあります。
「コロナ」という新しいストレスが生まれてしまいました。
ただでさえ様々なストレスから逃れられない現代を生きる私たちです。
そんな時だからこそ、身体も、そして「こころ」もしっかりケアしてやらなければならないと
思います。
「こころ」とは何か
「こころ」をケアしましょうとか言われても、そもそも「こころ」ってなんだ?
ということになりますよね。
ずばり結論を申し上げまして、「こころ」とは「脳」です。もう少し言うと
「こころ」とは「脳の働き」です。
だから脳の働きをケアしましょうということなんです。
脳も胃や腸と同じで人間の体の臓器のひとつです。胃や腸をケアしましょうと言われると、イメージできますよね。
暴飲暴食をやめるとか、消化に良いもの食べるとか、たまには何も食べずに断食してやるとか。肺をケアしましょうと言われて、愛煙家の方は、タバコをやめようかと。肝臓ならお酒とか。イメージできるんですね、ケアしてる感じを。
ところが、脳はどうですか?脳をケアしましょうと言われて何をイメージしますか?
最近脳が疲れてきているみたいなので、考えるのをやめよう。。。無理です。
脳に良いものを食べる、飲む。なんかありそう。でもピンときませんね。
そこでネットで調べました。
「記憶力にいい食べ物」「脳を活性化させる食べ物」出てきますね。さすがネットです。
しかしちょっと考えてください。「記憶力アップ」「脳を活性化」疲れているのに、まだ働かせるのですか?それ虐待ですよ(笑)少なくともケアじゃない。脳も疲れます。
脳はご存知の通り人間の身体の司令塔ですね。その司令塔が疲れて間違ったら、あるいは暴走したら、あるいは動かなくなったら。。。
そうです身体のあちらこちらに異変が起きてきます。そして怖いことにそれらの多くは病院で「原因不明」と言われるのです。または「気のせい」です。
私は思います。私たちが長年付き合ってきた自分の身体に違和感を感じる時、その原因は必ずあります。「気のせい」ではありません。大なり小なり、必ず原因はあります。
その症状が次第に消えていくことはあるでしょう。反対にだんだ手に負えなくなって
しまうこともあるでしょう。
何かわからないけれど、体調が悪い。それこそが脳の働きの不具合から起きる、いわゆる「メンタル疾患」の一つなんです。
こころは脳の働きです。そしてその不具合は身体の異常となって出現します。
メンタル疾患の怖さ
一般的にこころの病を「メンタル疾患」と呼びます。個別のメンタル疾患のお話は
またの機会にするとして、 メンタル疾患の大きな特徴は
①精神的に不調を感じる場合
②身体的に不調を感じる場合
③精神的、身体的、両方に不調を感じる場合
の三つに分けることができます。(ほとんどが③なのですが)
私が着目しているのが、メンタル疾患が身体的不調をもたらしている場合です。
このケースで内科的にお医者さんに診ていただくと、これといって原因がわからない時があります。よって頭痛がするなら頭痛薬、お腹の調子が悪ければ胃腸薬をもらうことになります。
しかし、それはいわゆる対症療法に過ぎません。根本的な解決にはなっていないので、すっきり治らなかったり、いったんは治ったかに見えて、またぶり返してみたりするのですね。
そう言う場合はカウンセリングでこころの中の問題を見つけ出し、解決していかなければならないのです。
原因が見つかるまで時間がかかる。それがメンタル疾患の怖さとも言えるでしょう。
カウンセリングのお問い合わせ、お申し込みは下記HPよりお願いします。